特殊で特別

みなさんにお聞きしたい。

 

「あなたの星野は、どこから?」

 

私はYELLOW DANCERからッッッッ!!!

 

他のアーティストを好きだった時もファンの方にお聞きしてみたい質問事項ではあったけど星野さんのファンのことなら尚更。あなた何足の草鞋履いてんのよって話で。星野さんに落ちるきっかけや要因ってまじで人によって様々すぎてファンの方ひとりひとりに訊いてまわりたいくらい興味がある。

 

そう、私はYELLOW DANCERから。(二度目)

 

高校2年生の冬に、星野さんに落ちました。

私は音楽きっかけでした。

(詳細はYELLOW DANCERに人生狂わされた話。 - 線と面参照)

 

以前から星野源という存在は知っていたけど今までアイドルに近いアーティストを応援してた私にとって正直あまり好きになるタイプのジャンルではなかった(嫌いという意味ではなく単に興味がなかったジャンルだった)し、テレビから「地獄でなぜ悪い」のMVが流れてきたのを観て「このMVを発注する人は絶対に好きにならない」と思っていた。(笑)

 

すごく不思議だ。まさかこんなことになるなんて。

 

星野源さんは私にとって特殊で特別な存在。

 

音楽から入った私はなんとなく俳優・星野源に近づけずにいた。本当になんとなく。

 

片手間でやってるなぞこれっぽっちも思ったことはなかったし、「どうせ」と馬鹿にしたこともなかったけど、なんとなく近づきづらく触れづらかった。

 

ていうかそもそも最初は俳優と文筆の活動をしていると知らなかった。

 

だから逃げ恥で初めて俳優・星野源を観た時にものすごい感動したのを今でも覚えている。

 

こんなに?こんなにすごい人だったのか!と。

 

そしてこの間の「MIU404」

はい、完全に俳優・星野源に落ちました。

 

私は好きな俳優がたくさんいるけど正直そこまでプライベートに興味がない。俳優としての姿が好きだからその人自身のことにあまり触れようと思わない。

 

だけど星野さんを好きになったきっかけは自分の言葉を使って表現をする音楽からだったから、彼自身の考え方に触れる事が多く、この人が何をインプットしてそれをどういう形でアウトプットするのかに興味があった。

 

その延長で俳優としての姿を観ることになったから、どういう過程を経てその役を演じているのかにもすごく興味を持つようになった。今まで俳優を好きになってもこんなことはなかった。

 

だからわたしにとってすごく特殊な存在なんです。

 

そこで改めて思う。

私は星野さんの考え方が好きなんだと。

 

彼の仕事の形態も特殊でどれも星野源なんだけどどれも違う人物のような、そんな感じで。

 

俳優にここまで心奪われたのも初めてだった。

 

それは星野源が音楽と俳優と文筆を同じ熱量でやっているからこそ。

 

特殊すぎる好きの形。

 

そして私にとって特別な存在でもある。

 

2年前くらいまでずっとね、マリンバをやってたんです。音大出身のプロではなくてアマチュアの先生ではあったんだけど1番続いてた習い事だったんです。

 

詳細はしょうもないので割愛しますがとある理由で中高時代めちゃくちゃ心を病んでいて、自分の存在意義とか考えまくってしまって、まあマリンバも辞めたくてしかたなかった。

どこにいても「私って果たしてここに必要?」と思うようになって。

 

でも親からは「マリンバ高かったんだから辞めないでよ」なんて始めた当初からずっと釘を刺されてて辞められなかった。辞めたいと辞められないの狭間で苦しかった。

 

そんな時に星野さんの「SUN」に出会い、「YELLOW DANCER」を買ったことで人生が変わった。この曲たちが私を掬い上げてくれたことはもちろん、この円盤をきっかけに星野さんのことをもっと知りたいと思うようになり、そこで星野さんもマリンバをやっているよ、ということを知った。

 

星野さんがマリンバを叩いている姿はかっこよくて楽しそうでとにかくキラキラしてた。

 

ああそうだ、わたしはマリンバが嫌いなわけじゃなかった。

 

マリンバの先生と馬が合わないだけで、

学校に居場所はなくて存在意義を感じられないけど、

マリンバは嫌いじゃないなあ。

 

自分が好きなものを好きな人がやってるなんて、こんなに嬉しいことはないじゃないか。

星野さんが楽しそうに演奏する姿を見て、もう少しだけ頑張ってみようと思えた。単純だけどね。

他のメジャーな楽器に比べたらやってる人も多少は少ないわけだし、そこのところも含めてレアキャラ〜みたいな感じで楽しめたら面白いじゃん。

 

星野さんがマリンバをやってたおかげで救われた。

 

結果的に他にやりたい事があっておやすみという名目でフェードアウトしてしまったのだけど未だに家でたまに演奏したりするのは好きだし楽しいと思えるのが救い。

 

そういう意味で、星野さんは特別な存在なのです。

 

13年くらいやってた割に楽譜が読めない・音感がない・リズム感がないの三拍子で笑っちゃうほど音楽のセンスないけど。今でも楽しいよ。

 

本当にたくさんの面でありがとうが尽きない。

 

おめでとう。

豊かでキラキラ輝いた素敵な一年になりますよう。