YELLOW DANCER
YELLOW DANCERというアルバムが好きな理由は最初と最後の曲の二曲に大きな理由があります。
全曲好きなんだけど、このアルバムは勝手にストーリー性感じててそこが好きなんですよね。
(わたし自身の性質として)こだわりが強く、予測不能な動きが嫌いなのと、アルバムは意図して曲順を決めているだろうという想い持っているので基本的に収録順にしか聴かないんですけど、あのアルバムを聴いていると収録順に聴いている意味をすごく感じられてよりいいなと思うわけです。
特にいいなと思うのはアルバムをリピートして聴いている時。「Friend Ship」→「時よ」の流れが大好きなんです。
高校時代の話なんですがね。
アルバムを再生するじゃないですか。
最初に「時よ」が流れてくるでしょ?
あー今日も1日が始まるなあ動き出すなあなんて思いながら駅のホームで聴くんですよ。
そんで、最後までアルバムを聴くじゃないですか。
最後「Friend Ship」が流れてくる頃には学校に到着して教室で支度してる頃。
あの曲って別れの曲だからちょっぴりしんみりしながら教室で一人しぼんでしまってたんですけど(笑)、あの曲が終わってまたアルバムリピートで「時よ」が流れてくる時、別れと出逢いを同時に感じられるんですよね。
別れがあってもその後必ず動き出すものだよ、と背中をポンと押されるような気持ちになる。
あの曲の流れって最高じゃないですか。
悲しい気持ちもリセットされる。
しぼんでたはずが気づいたら背筋が伸びてて。
人生で初めて、
「アルバムをリピートすることに意味を感じる」作品に出会いました。
一枚の盤として最初の曲から最後の曲まで意味をもって収録順を決めているものは沢山あれど、最後の曲から最初の曲への流れで感動したものって今までにこれしかなくて。
収録曲はもれなく好き(Soulがきっかけでアルバム買ったしね)なんですけど、特にこの二曲はストーリーが感じられてすごく好きなんですよ。
YELLOW DANCERが好きな理由はそこにあります。